音楽理論に基づいた鼻歌作曲支援システム "ハミコン"
Main Author: | 木村 翔平、鈴木 優、鈴木 智文 |
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Format: | info publication-thesis Journal |
Bahasa: | jpn |
Terbitan: |
, 2012
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Subjects: | |
Online Access: |
https://zenodo.org/record/6215905 |
Daftar Isi:
- 誰もが手軽に作曲する手段の一つとして鼻歌を PC のマイクから入力して MIDI 形式に変換する方法がある。音楽情報処理の分野においても鼻歌を MIDI 形式に 変換する研究は数多くされてきたが、音楽経験のない人等が使った際に鼻歌から 得られる周波数をそのままノートナンバーに変換してもユーザの意図と異なって いたり音楽的に不自然なメロディになってしまう場合が多い。よって誰にでもで きる作曲手段として鼻歌作曲システムを実装する上で重要なことは、元の鼻歌の 曲らしさを残しながらも音楽的に自然な形になるように修正を行うことであるが、 既存の鼻歌作曲システムの多くはその実現には至っているとは言えない。 そこで本システムでは入力された鼻歌メロディに対して音楽理論に基づいた音 高修正とリズム修正をすることで、鼻歌を音楽的に妥当な形で出力する鼻歌作曲 システムを試作した。システムを実装し、実行例を検証した結果、本システムの 修正ルールによる出力結果が音楽的に妥当な形であるということを確認した。