確率推論を用いた四声体和声の自動生成
Main Author: | 鈴木峻平, 竹内俊雄, 佐藤桂亮 |
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Format: | info publication-thesis Journal |
Bahasa: | jpn |
Terbitan: |
, 2012
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Subjects: | |
Online Access: |
https://zenodo.org/record/6215929 |
Daftar Isi:
- 現代社会において、以前と比べ作曲ソフトウェアの充実や動画投稿サイトの繁 栄によりとても親しみやすいものになっている。最近話題の VOCALOID などが 例として上げられる。これらのソフトウェアにより作曲に対しての興味や感心が 深まり作曲する機会が増えた。しかし、誰でも完璧な作曲はできるものではない。 作曲ルールは複雑であり、そのルールに従い作曲することは素人には難しいから である。作曲を行う上での一つの専門知識として和声学がある。和声学の一つの 学習法として、四声体和声は音楽大学でも広く扱われている。本研究では四声体 和声を自動で生成するシステムを構築する。四声体和声の課題として、音楽的同 時性と音楽的連続性の両立が挙げられる。本研究では、各事象の因果関係を条件 付確率で表す確率推論モデルであるベイジアンネットワークを用いて行う手法を 提案する。条件付確率表の成作法として、和声学から参考に作成したルールベー ス型と、既存の音楽データから情報を収集した事例ベース型の2種類の手法を試 行する。その結果、両者の方法におけるメリットとデメリットが明らかになった。